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【考え方】「作るフィジカルを思い出せ」を読んで

以前、Forbesにてこちらのような記事を見つけました。
forbesjapan.com

現在のビジネスパーソン方がマーケティングの病に侵されているという内容です。
そして、今一度手を動かし、モノを作ることの重要性に目を向けてみたらどうか?という記事になります。

マーケティングの病とは?

こちらの記事に、マーケティング病とは
マーケティング部門が自分たちの成果を過度に高く自己評価し、結果、事業の根幹となる製造・エンジニアリングが疎かになること。その結果、事業が伸びなくなること」
と指しています。

ティージョブズがアップルを一度追放された後のAppleの凋落の理由を的確に分析した結果の発言のようです。

また、スティージョブズは合わせて
マーケティングの効果効能を過大評価し過ぎると結果として小さいビジネスであれ大企業であれ、最も企業にとって重要な商品そのものへの改善や新商品を創り出す力が弱まり、市場競争を勝ち抜く力が急激に落ちていく」

と断言したようです。

マーケティングの重要性は?

記事中でも答えは出ていません。
確かにマーケティングが不十分であるがために、
「いい商品で、いいプロダクトではあるが、顧客に十分に魅力が伝わっていないから売れていないサービス」
は存在します。

一方で、ビジネス、とりわけ製品を売るということはマーケティング以外にも技術・開発、製造、運用など多岐に渡ります。
にもかかわらず、
マーケティングが弱いから、不十分だから」
という言葉で終わらせてしまうのはナンセンスだと考えています。

■フィジカルな作業に目を向ける

あなたの身の回りにマーケティング市場主義、例えば、
「一つの商品が売れるには、実際には圧倒的な数の技術や、製造が存在しているにもかかわらず、マーケティングは広告予算というものを使ってあたかも自分たちの成果によって、前年比120%などを達成したと勘違いする」
現象は発生していないでしょうか?

最近特にこのように、マーケティングが上手くいけば売れる!!マーケティングさえうまくいけば!!
と躍起になっている気がしてならないのです。

記事にも書いてありますが、
仕事の本質は「作ること」にあるということです。

記事にはこちらのように記載されております。
「そもそも、私は、仕事の本質とは「作ること」にあると思っています。マーケティングや、財務、営業、法務、広報、企画など、ありとあらゆる職種の真ん中には必ず何かしらの「作ること」があります。」
「そして、作ることとは実は極めて「フィジカルな作業」です。ほぼ必ずです。たとえば、家具を作る、料理を作る、ソフトウェアを作る、本を作る。これらの仕事は必ず、フィジカルな作業が伴います。さらにいうのであれば「手」を使ったフィジカルな作業です。」

にもかかわらず、最近の傾向として、
頭で考えたつもりで既存のマーケティング理論をこねくり回して、ボンクラな会社経営陣が喜びそうな企画書を作り、会社の金で広告宣伝する、みたいな一連の流れ」
がよく起こってしまっている気がします。

■何が言いたいのか?

すでに自分の考えが漏れ出てしまっていますがw。

確かに、マーケティングは重要です。しっかりと頭で考えて、企画を練ることもとても重要です。
ですが、それが一番ではない!!ということです。
先ほども述べた通り、必ず仕事にはフィジカルな作業すなわち「作る」という部分が必ずあります。

この作るという作業は地味で面倒な作業ですが、そこにちゃんと目を向けようよ!!
ということです。

最近流行りのマーケティング用語多用して演説混じりのコメントするだけでなく、実際に手を動かしてモノづくりしていこうよ。
ということです。

■最後に

以前、ある方から最近はマーケティングが一番重要だからしっかり考えないとダメだよ!!的なことを言われ、モヤモヤしていました。
この記事を読んで、なぜ自分がモヤモヤしたのか、分かった気がしました!!
もし同じようなモヤモヤを持った方がいらっしゃっいましたら是非一読してみてください。
確かにマーケティングは重要なんですけどね。